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  ウエディングプロデューサーのHitomiごと  Vol.9
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今日はちょっと良い話です。

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  心のリスクを背負う
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ディズニーランドを経営するオリエンタルランドのトップの方のセミナーを
聞きにいったことがあります。その中で、感動する話しがあったので
皆様にも聞いてほしいと思います。

ある女性から、一通のお手紙が来ました。
その女性はディズニーランドをこよなく愛するOLです。
ディズニーランド内の乗り物はほぼ制覇したものの、
ゴールデンカルーセル(メリーゴーランド)だけは、いつも親子連れが
いっぱいで恥ずかしくて乗れなかったそうです。
小雨の日なら人も少なくて良いだろう、と時期を伺っていました。
丁度浦安に出張があった日、小雨が降り、勢いディズニーランドへ
駆け込みました。一目散にゴールデンカルーセルの前に着いたとき、
自分がタイトスカートをはいていたことに気づきました。
これでは乗れない、とガックリと肩を落としていると、
キャスト(ディズニーランドのスタッフ)に声を掛けられました。
「どうなさいましたか?」
女性は今までの経緯を説明し、また改めて来ますね、とその場を
立ち去ろうとすると、そのキャストはひざを落とし、
「私のこのひざに足をかけて、それから乗ると乗れますよ」と
言ったそうです。
女性「そんなことはできない、貴方の衣裳が汚れてしまう」
キャスト「私の服は洗えば落ちます。そんなことよりも私は今日、
貴方の夢をかなえたい」

女性はその日、ゴールデンカルーセルに乗ることができ、
全部の乗り物を制覇しました。お手紙にはお礼の言葉が、何度も何度も
並んでいたとのことです。

ディズニーランドには、ぶ厚いマニュアル本があるようです。
しかし、そこには「困っている人がいたら手をかすこと」とは書いてあっても、
具体的な方法は書いてありません。
全てはキャストの判断にゆだねられています。
リスクを背負っても、その女性の夢をかなえたいと思った気持ちは、
キャストの自然な気持ちだったのかもしれません。

「心のリスクを背負う」ことは、よっぽど信念がないと出来ません。
「面倒だ」と思えば済んでしまうこともあります。
見返りを期待してしまうことも多くあります。

私の仕事もディズニーランドと同じで、「幸せを願う」「夢をかなえる」仕事
だと思っています。
「二人の幸せが最優先」と思いつつも、忙しさに翻弄されて
仕事が雑になってしまうことも少なくありません。
こんな忙しいシーズンだからこそ、うまく時間を見つけて
心にゆとりを持ちたいものです。
そうしたら、もっと自分の仕事に誇りが持て、もっともっと
リスクを厭わない魅力的な人間になれますよね!
がんばるぞ〜〜〜

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発行: Hitomi Produce
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