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  ウエディングプロデューサーのHitomiごと  Vol.6
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夏真っ盛り、皆様はいかがお過ごしですか?

★★★★★★★★
  友人司会
★★★★★★★★

私がこう言ってはいけないと思うんだけど、どうもいまだに友人司会が苦手です。

中にはとっても良い人もいて、さすがーと思うこともあるし、
友人にしかできない口上や演出を入れてくれたりして、友人司会の良さも
充分分かっているのだけれど、それでもなぜか構えてしまうのは、私だけなのでしょうか?

プロはやっぱりプロ。機転がきくし、とっさのハプニングにも堂々と対処してくれる。
なにせ、安心感が違う。友人司会はなぜかハラハラしてしまう。
緊張してる人も、全く緊張感のない人も。

トホホな友人司会例
○緊張のあまり飲みすぎて、最後はろれつが回らなくなった。
 照れ隠しにヘラヘラ笑いすぎて、会場の雰囲気もダラダラに。
○何かやってあげたくて、新郎新婦の感動の謝辞のあとに、
 司会からのスピーチを銘打って、ゲストを盛り下げた。
○お食事がなかなか進んでいないので、「お食事しながらスピーチを
 聞くように促していただけますか?」と言ったら、その文言を一字一句
 書かされた。台本以外のことは言えないようだった。
○新郎新婦の再入場の準備が整ったので、「そろそろ待機してて
 いただけますか?」と言ったら、すぐに立ち上がらず、食事を全部
 急いで食べていた。新郎新婦は司会が食べ終わるのを待つ形に。
○時間が押しているのに、自分が考えた詩や、スピーチを披露した。
○打合せではメモもせず、詳しくも聞かず、あとで個別に新郎新婦と
 打合せして、進行を変えてしまう司会者。当日、ふたを開けてびっくり。
 しかもいろいろ付け加わってるから時間も延長に。
○どこで終わるのか分からない話し方なので、オペレーターが大弱り。
 打合せで「こう言ったら音楽」と決めていたのに、全然違うセリフが。
○本に書いてあるような言葉ばかりで、反対に失笑をかっていた。

さすがーと思った友人司会
 ○ちょっと時間が余ったときに、インタビューを入れてくれたり間をつないでくれる。
○出席できない新婦のお母様に電話して、声をテープに吹き込んでいた。
 新婦は感涙。
○ちゃんとQだしを見ていてくれて、タイミングよく話し出してくれる。
○自分がなぜ司会に選ばれたか、を面白おかしく話し、ゲストの心をつかんでいた。
○台本を書いたので見てください、と連絡をくれたり、前日に確認のお電話をくださったり、
 こっちが恐縮するくらいまめに連絡・相談をしてくれた。

頼まれた友人は、なんらかの本を読んだり、司会の口上を勉強したり します。
でも、マニュアル通りの言葉ほど、死んでる言葉はありません。
たとえばケーキ入刀で、「二人の初めての共同作業」なんていう司会者は今ではもう化石です。

友人なのに、「二人の輝いてる姿を」とか、「二人は今幸せに向かってはばたきます」なんて言うと
かえって笑っちゃいますよね。

アットホームにしたくて友人司会を選ばれると思いますので、
依頼された方ももっと肩の力を抜いても良いのでは?と思ってしまいます。

中には、何度も依頼されているだけあって、口調が滑らかで申し分のない人もいます。
でも、プロでやってる人とは当然違う わけですから、こちらとしても、要求以上のことは望みません。

お開き後には必ず「お疲れ様でしたーとっても良かったですよ」 と誉めはしますが、
「プロになったほうが良いですよ」なんてお世辞は 言いません。
でも、中には、誉めたことでその気になって、 ホントに司会者になってしまう人もいるんですよー
驚きです。

新郎新婦にしてみれば、プロだと堅い感じになってしまう気がする のかもしれません。
また、予算的に高いと思われるのかも。
でも、プロでも和やかにしてくれる人は沢山います。
(いまだに古い言葉で語るプロもいることはいます。)

友人だと食事をしながらなので、タイミングが悪いと最後まで
召し上がっていただけないこともあります。
また、友人司会の場合、お礼に3万円が相場で、打合せのときの 食事をごちそうしたり、
新婚旅行のお土産を買ったりして、 結局はプロに払うのと同じくらいの金額になったりします。
(Hitomi Produceではプロ司会は52,500円です)

友人司会が悪いとは言いません。確かに良いこともいっぱいあります。
うまい人もいっぱいいます。中には自分からやりたい、という人もいます。
そして、友人司会でも、円滑に進むように努力するのが私の役目でもあります。
でも、無理に友人司会を探すならば、プロに頼む、という選択肢も あっても良いのではないでしょうか?

このメルマガを購読している人の中にも司会経験者がいらっしゃるかもしれませんね。
失礼なことを書いちゃってたらごめんなさい!
今回は一人ごとというよりボヤキだったかな?

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発行: Hitomi Produce
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