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 ウエディングプロデューサーのHitomiごと  Vol.19
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いよいよ春ですね。Hitomiは3月が一番好きな季節です。
新しいことが始まる予感、暖かくなってきて、服装も心も
軽やかになる季節。
そして、ウエディングシーズンが始まりました☆☆

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 お母様
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お母様の結婚式当日は大忙し。
「心付けをスタッフに渡す」という大仕事がある上に、
親族が一同に集うので気配りも必要です。その上お孫さんなども
まとわりついてきちゃったりします。

心付けは、さりげなく渡したいところ。
でも何せ自分の留袖着付けやヘアスタイルやメイクにも忙しいため
ホテルのキャプテンとか、渡さなきゃいけない人が挨拶に来ると
挨拶もそぞろになっちゃったりします。
かばんをごそごそして、「あれ、ここじゃない、あそこじゃない・・・
あらーごめんなさい。あら、どうしたかしら・・・ちょっと待ってね。
えーっと・・・(ごそごそ)」
心付けをもらいにきたわけではないのですが、そこで待っているのも
なんだかおかしいし、かといって立ち去れないし・・・。

以前、こんなことがありました。
(というか、今までに3度くらい経験しています)
心付けを娘である花嫁から頼まれていたのに、渡そうと思ったときには
お開きのあとで、司会や奏者が帰ってしまっていた・・・
お母様から私に「すみません、この人たちに渡せなかったの。
Hitomiさんから渡しておいていただけますか?」
私「それでは、お気持ちだけいただきますので・・・」
お母様「いえいえ、それでは娘に怒られてしまいます。
お願いですから受け取ってください」
結局頂戴し、司会者やスタッフに郵送しました。
あとからお二人宛に各々からお礼のお電話をしてもらいました。

私の母も・・・心付けでは失敗ばかりでした。
遠くから来る山崎さんに渡してほしかったお車代を
近くから来ていた山崎さんに渡してしまったり、
披露宴のピアニストに渡してほしかったのに、
挙式のオルガニストに渡してしまったり、
孫の世話が忙しくて渡せない人がいたり・・・
私の確認も甘かったのですが、どうも母という存在は
心付け一つで大変なようです。

漫画「たたかうお嫁さま」でも、心付けを渡す人に
「突進!」していくお母様の姿が描かれていましたが、
まさしくその通りの図が当日よく見かけられます。

心付けをお断りするホテルもあります。
私どもも、出来るだけお断りしますが、「返す」のは忌み言葉。
ありがたく頂戴することもあります。(恐縮です)
たまに、両家それぞれから別のタイミングで心付けを差し出して
くださることもありますが、そういうときは「○○家からいただき
ましたので」とやんわりとお断りしています。

私が考える、心付けのスマートな渡し方を書いておきますね。
まず、事前に両家でお話合いをしておくことが重要です。
たとえば、花嫁の介添えや美容師には花嫁の母から、
会場のキャプテンには両家がそろって挨拶に・・・などと
いうようにです。そのときに、金額の分担も決めておくと
あとから揉め事になりません。(新郎新婦にも相談しておきましょう)
そして、当日は少し早めに式場に入ります。
親族がほぼ揃った中で心付けやお車代の打合せをするのは
あまり美しくないので、早めに入って確認をするのです。
心付けはのしのついたお祝いごと用のポチ袋で充分です。
そして、必ず挙式や披露宴が始まる前に渡します。
「本日はお世話になります。どうぞよろしくお願い致します。」と
言いながら渡すのが一般的です。
ご両家のお母様が揃って渡されたい場合は、タイミングが
つかめないこともあります。そのときは、プロデューサーや
会場の担当者に「司会者に挨拶したいのですが」などと
おっしゃっていただければご案内します。
受付の方など、お友達へのお礼も、受付者が揃ったときに
「今日はありがとうございます。よろしくお願い致します。」と
言ってお礼を手渡しします。「娘(または息子)から預かって
います」と言いながら渡すとご友人も気持ちがよいでしょう。

渡す額などは下記のHPを参照してください。
http://www.hitomi-pr.co.jp/QandA/QandA.cgi?vew=18
また、こちらのHPの贈答マナーも非常に参考になります。
http://www.taka.co.jp/

心付けやお車代はあくまでも「気持ち」です。
義務ではないので、「渡さない」という選択ももちろんあります。
そして、渡さないからといって、サービスが変わることは
ありません。

またまた長い文章になってしまったかも?
次回をお楽しみに!!

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発行者 Hitomi Produce 
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