☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 ウエディングプロデューサーのHitomiごと  Vol.14
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

またまたご無沙汰しておりました。
先日神前式のセミナーを受けてきました。
面白いお話が沢山聞けたので、今回はそのお話をしますね。

★★★★★★★
 神前結婚式
★★★★★★★

皆様はお寺や教会の信仰と、神社の信仰の決定的な違いって
何かご存知ですか?
お寺は仏教で仏様、教会はキリスト教でイエス様、
神社は神道で・・・?
神様ですよね。
何の神様?

そうなんです。神社におまつりしている神様はその神社によって
違っていますよね。一人じゃないんです。
菅原道真だったり、明治天皇だったり、人だけではなく、
山の神様、海の神様、川の神様など、祖先や自然に対する信仰が
日本人の心には宿っているのです。
「八百万(やおよろず)の神」と言われ、他の宗教のように
絶対的な教祖はいないのです。

神道は日本人だけの信仰です。
雨が降るように神様に祈ったり、晴れるように祈ったり
自然に対する尊敬うや畏敬の念が神道になったと言われています。
仏教やキリスト教が「教える」という字を使うのに対して
神道は「神の道」と書きます。
仏様やイエス様の教えを説くのに対して、神道は
神主がみんなに代わって祈るという役割があります。

さて、神前式のお式で花嫁は「白無垢」を着るのが一般的です。
「私色に染めて」という意味があると私は考えていました。
まぁ、そういう意味も含まれていると思うのですが、
白は「死に装束」の意味とのことでした。
「いったん人生をゼロにして新しい私に生まれ変わる」という
覚悟なんです。
昔は特に、お嫁に行くと実家に帰ることがなかなかできない
時代でしたから、大変な決意をもって嫁いだのでしょうね。
そして、母が娘に「剣」を贈りました。
これが「懐剣」と呼ばれ、今でも白無垢姿の花嫁の懐には
懐剣を入れます。
武家への憧れも意味していたようですが、「一生懸命、覚悟をもって
働きなさい、いざというときは自分の身を守りなさい」という
母親の愛情がこめられていたと言われています。

よく男女が「結ばれる」と書きますよね。
その言葉は「産す(むす)」から来ているのだそうです。
男女が結ばれて「むすこ」や「むすめ」が出来る。
何気ない言葉が、とても有難い言葉に聞こえますよね。

神前結婚式も良いなぁーと心から思いました。
キリスト教式全盛の中、神前結婚式も見直され始めているのは
日本人の心にピッタリあっているからなのかな?

ところで、神社の行事にはお祭りがありますよね。
神道では、結婚式やお宮参りや七五三もお祭りのひとつだそう。
神様を奉ることがお祭りなんだとか。

神様、どうか結婚する二人がいつまでも仲良く幸せでありますよう
見守っていてくださいね☆

☆☆☆☆☆☆☆
発行者:Hitomi
☆☆☆☆☆☆☆