手抜き主婦ヒトラー第7話

手抜き主婦。人は私をそう呼ぶ。
お鍋に埃がたまっていた、という友人がいた。
自分はもう少しマシなような気がして「それはひどいんじゃないの?」
と一撃。家に帰って掃除をしていたら、ポットに埃がかぶっているのに
気がついた。しかもいつ入れたのかわからない水が入ったまま。
ポットの水に毒物が混入された事件を思い出した。事件は解決したけど
金曜日の水を月曜日に使うのは大丈夫だったのだろうか。
ヒ素を入れなくても、もともと水が腐っていたりして・・・。

結婚祝でもらった電気ポット。
結婚して1年半。何回使ったか数えることが出来そうだ。
我が家の食卓にお茶やコーヒーは出てこない。
お湯を沸かし、急須にお茶の葉を入れ、湯のみ茶碗に注ぐ。
なんと手間がかかり、洗い物も増え、非効率的な工程だろう。
そのかわり、夏も冬もペットのウーロン茶を愛飲している。
麦茶派の友人には贅沢に見えるらしい。
「洗い物減らそう運動」推進委員長としては小金より手抜き。
リスクはつきものです。