手抜き主婦ヒトラー 第17話

手抜き主婦。人は私をこう呼ぶ。夫の実家にバンソウコウ。こんなに大きな効果が
表れるとは、インド人もヒトラーもビックリである。おばあちゃんのような手を持つ私にとって、
特に冬は辛い。乾燥した空気が、ガサガサの手をガサガサのガッサガサな手にしていく。
我が家では日頃食事の度に茶碗洗いをすることはないし、するときはゴム手袋の下に
綿手袋をはめている。が、夫家ではそうはいかない。誰が茶碗を洗うかで、3人の嫁が
ひそかに闘志を燃やしていたりする。しかも私は長男の嫁。手抜き主婦だが負けず嫌い。
お正月。いつもの帰省をしたときに、手がひびきれそうだったので、バンソウコウをした。
もともとよく皮のむける手なので、私にはなんてことはなかったのだが、それを知った義弟の
嫁達が、「お姉さんは洗い物しなくて良いですよ」と思わぬ気を遣ってくれたのである。
洗い物からの解放であった。「あら、そう?ごめんね」と申し訳なさそうな顔を見せながら、
これから毎年バンソウコウをしようかと、一人ほくそえんでいた。



クリッピング情報局  
読売新聞 99.4.21より

ロンドンマラソンに出場したカップルが、マラソンを1時中断して結婚式を挙げ、
挙式後レースに戻って完走。一回のレースで2度ゴールインした二人、
これから、「結婚生活」という長いマラソンが待っている。

足に自信のないるカップルには不向きだけど、
とってもロマンチックですね。
ウエディングドレスとタキシードで走るのはちょっと辛そうでしたが、
マラソンファンならずとも、末永い二人の幸せをお祈りしたくなります。
皆さんはどんな結婚式を挙げてみたいですか?